初心者でもわかる!ウクレレのチューニングの仕方

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ウクレレはチューニングが狂いやすい楽器で、ウクレレの教室に行っても最初に行うレッスンはチューニングです。

チューニングとは、各弦の音を決められた高さに合うように、弦の張りを調節することです。

ピアノやエレクトーンなどの鍵盤楽器は、調律と呼ぶのが一般的で調律には熟練して技術が必要なので調律師が行います。

調律の頻度も年1回位です。

それにくらべ、ウクレレやギターなどは演奏者が演奏前にチューニングします。

チューニングの仕方にはいくつかの方法があり、初心者でもすぐに分かり簡単にできるのがチューナーを使う方法です。

この記事ではチューニングの必要性、チューナーの種類、チューニングの仕方についてまとめてみました。

ウクレレのチューニングはすぐ狂う

ウクレレのチューニング

ウクレレを弾く前に必ずチューニングが必要となると、結構煩わしく思う方もいるかと思いますが、ウクレレはそういうものだと知ることが大切です。

車の中に何時間かおいて、その後弾いてみたら音階が外れていた、ペグをどこかにぶつけたら音が狂っていたということはしょっちゅうあります。

ウクレレに使われているナイロン弦は温度変化の影響を受け、弦の張力が変わるため車内で温度が上がると、音階も外れてしまいます。

温度変化の影響を少なくするには、ナイロン弦より高価ですがフロロカーボン弦を使うと改善されます。

さらに、ナイロン弦の場合は、ウクレレを買ったばかりとか弦を張り替えたりすると、チューニングしても直ぐに音がずれる場合があります。

安定するまでこまめにチューニングを繰り返しましょう。

また、ストレートペグの場合はペグのねじが緩んでいても、糸巻が戻ってしまい音階が外れてしまいますので、ストレートペグのウクレレではペグのねじが緩んでいないかもチェックしておきましょう。

ウクレレのチューニングの種類

ウクレレは抱えたとき上からそれぞれ、4弦、3弦、2弦、1弦と呼んでいます。

4弦が高い音から始まるか、低い音から始まるかで、ハイGチューニングとローGチューニングの2種類があります。

ソプラノやアルトのウクレレでは、ハイGチューニングが一般的で楽器店に並んでいるウクレレはほとんどハイGチューニングで行われています。

なので、ここではハイGチューニングについて説明します。

4弦が高い音から始まるチューニングが、ハイGチューニングでそれぞれの弦の音は、次の音が鳴るようになっています。

・4弦:ソ(G)

・3弦:ド(C)

・2弦:ミ(E)

・1弦:ラ(A)

これらの音が正しく鳴るように弦の張りを調節するのがチューニングです。

チューニングするには、いくつかの方法がありますが、初心者でも簡単にできるのがチューナーを使う方法です。

チューナーを使うチューニングの方法

ウクレレのチューニング

・チューナーの種類

ウクレレ用のチューナーには大きく分けると次の3つがあります。

<クリップ式>

ウクレレのヘッドに挟むことによって、ウクレレ自体の振動から音程をキャッチします。

周りで音がしていても関係なく、音程が拾えるという特徴があります。

<マイク内蔵式>

内蔵されたマイクによってウクレレの音程をキャッチします。

周りで物音があると一緒に拾うので、できるだけ静かな場所を選んで行います。

<スマートフォンアプリ>

スマートフォンに内蔵されたマイクを利用したアプリです。

方式としては、マイク内蔵式と同じ考え方です。

スマートフォンを持っている方は、チューナーを購入しなくてもアプリを無料でダウンロードできるのがメリットです。

以上チューナーには3つの方式がありますが、初心者の方には簡単にできるクリップ式をおすすめします。

アマゾンなどで、2000円前後で購入できます。

・チューナーを使ったチューニングの手順

ウクレレのチューニングの仕方

<チューナーを定められたようにセットする>

<4弦をソ(G)の音に合わせる>

親指で4弦を弾いて、ボーンと長く伸ばします。

<チューナーを見ながらソ(G)の音がでるまでペグを回す>

ヘッド部分にあるペグを少し緩めてから、弾いてみてチューナーの表示がGの表示になるまでペグを回します。

<メーターの表示を中央に合わせる>

音程の微調整をし、メーターの中央に書かれた「0」に針が合うようにセットします。

メーターの針の表示は中心を境に左に振れていたら、基準の音よりも低いことを表しています。

ウクレレ初心者の方はあまり聞いたことはないかと思いますが、音楽関係ではこれを「フラット(♭)する」とも言います。

逆に中心を境に右に振れていたら、基準の音よりも高いことを表しています。

これを「シャープ(♯)する」とも言います。

針が中央を超え行き過ぎた場合は、ペグを緩めて中央に合わせるのではなく、一度左の低い方になるまで緩めてから再度行き過ぎないように合わせます。

ここが重要で、必ずペグを締めて弦がピンと張る方向でチューニングを終えることです。

この方が踏ん張りが効いて、ペグと弦の張力がしっかりと安定します。

<他の3弦も同様にして調整する>

4弦をチューニングしたときと同じように、3弦はド(C)、2弦はミ(E)、1弦はラ(A)に合わせてチューニングします。

<4弦とも一通り終わったら、もう一度音がずれていないかを再確認>

もし、ずれていれば同様にして調整します。

チューナー以外のチューニング方法

チューナーを使ってチューニングする方法は、初心者でも簡単にチューニングできる方法です。

チューニングという視点でみると、チューナーを使わなくてもチューニングは可能です。

昔ながらの基本的なチューニングには次のような方法があります。

・音叉を使ってチューニング

音叉を使うチューニング

音叉を軽くたたいて振動させるとラ(A)の音が出るので、その音と聴き比べながら1弦をチューニングします。

その後、2弦5フレットの音もラ(A)の音が出る必要があるので、1弦の開放弦に合わせます。

同様に、3弦9フレット、4弦2フレットの音もラ(A)の音ですので、1弦の開放弦に合わせます。

音叉を使ってのチューニングは、正しく音を合わせづらいので初心者にはあまりおすすめしません。

・ギターなど他の楽器を使ってチューニング

ギター

ギターやピアノにラ(A)の音を出してもらい、この音を聞きながら1弦をチューニングします。

楽器を長くやってきた方はできると思いますが、いままで楽器をやっていない初心者にはやはりおすすめしません。

初心者でもわかる!ウクレレのチューニングの仕方のまとめ

・ウクレレの各弦に定められた音が、正しく鳴るように弦の張りを調節するのがチューニングです。

・ウクレレはチューニングが狂いやすい楽器なので、演奏前にチューニングするのが基本です。

・初心者でも分かり、簡単にできるチューニングの仕方は、チューナーを使う方法です。

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